千すけ 着物文庫

アンティーク&リサイクル着物『千すけ 着物ブティック』店主です。おひつじ座のB型。着物のことや好きなことを書いています。

冬至/一年のクライマックス【二十四節気の着物コーディネート】

 

こんにちは、千すけです。

 

本日は二十四節気の「冬至」です。

 

f:id:sensukekimono:20231222133115j:image

 

北半球は一年でいちばん、昼が短くなる日。

そしてここからまた、陽は長くなっていきます。(かたや南半球では夏至なんですね!そりゃサンタクロースもサーフィンしながらやってきますわ😳)

陰極まりて陽となる、一陽来復の日です。

冬を越える健康を願って、かぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ることでもおなじみですね。

 

f:id:sensukekimono:20231222133922j:image

冬至のコーディネートは、柚子やかぼちゃ、太陽をイメージした、暖かな黄色の米沢紬です。

ゆず湯、お風呂…のリラックス感も出したかったので、帯揚げには豆絞りの手ぬぐいのような水玉を😆

帯締めにも同系色の優しい水色を合わせました。

 

sensukekimono.com

 

 

子どもの頃、「冬至」というものを知った時、

かぼちゃを食べて、お風呂にゆずが浮かんでいて、一年でいちばん昼が短い日!

という、なんだか一年のクライマックスのような、ただ事ではない高揚感がありました。

 

気温的な「底」はこれからですが、

「陽の短さ」はこの冬至を底に、また長くなっていく。

それだけでも嬉しいもので、毎年私は、冬至がくると少しホッとして、つまりはこの陽の短い季節を、少なくとも好きとは思えませんでした。

 

ところが今年は不思議と、この時期の遅い夜明けと早すぎる日の暮れに、悲壮感が伴わないというか、ただただ「ああこういう季節なのね」と感じているというか…もちろん、陽が長いに越したことはないんだけど、

 

今年の立春から二十四節気の着物コーディネートシリーズをやってきて、巡る季節を見つめてきた結果、何というか、

どの季節も節目も、美しくて愛おしい瞬間だ

と感じるようになったのです。

嫌いな冬も、嫌いなままで、寒くて陽が短くてイヤなままで、愛おしい一年の一部となりました。

季節の解像度が上がり、きらめきが見えた一年でした。

 

 

二十四節気、次回は年明け1月6日『小寒』です。

 

 

 

sensukekimono.hatenablog.com

 

 

sensukekimono.hatenablog.com

 

sensukekimono.hatenablog.com

 

sensukekimono.hatenablog.com

 

 

 

 

 

アンティーク&リサイクルキモノ

online shop オープンしています

▼ ▼ ▼

sensukekimono.com