こんにちは、千すけです。
北半球は一年でいちばん、昼が短くなる日。
そしてここからまた、陽は長くなっていきます。(かたや南半球では夏至なんですね!そりゃサンタクロースもサーフィンしながらやってきますわ😳)
陰極まりて陽となる、一陽来復の日です。
冬を越える健康を願って、かぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ることでもおなじみですね。
冬至のコーディネートは、柚子やかぼちゃ、太陽をイメージした、暖かな黄色の米沢紬です。
ゆず湯、お風呂…のリラックス感も出したかったので、帯揚げには豆絞りの手ぬぐいのような水玉を😆
帯締めにも同系色の優しい水色を合わせました。
子どもの頃、「冬至」というものを知った時、
かぼちゃを食べて、お風呂にゆずが浮かんでいて、一年でいちばん昼が短い日!
という、なんだか一年のクライマックスのような、ただ事ではない高揚感がありました。
気温的な「底」はこれからですが、
「陽の短さ」はこの冬至を底に、また長くなっていく。
それだけでも嬉しいもので、毎年私は、冬至がくると少しホッとして、つまりはこの陽の短い季節を、少なくとも好きとは思えませんでした。
ところが今年は不思議と、この時期の遅い夜明けと早すぎる日の暮れに、悲壮感が伴わないというか、ただただ「ああこういう季節なのね」と感じているというか…もちろん、陽が長いに越したことはないんだけど、
今年の立春から二十四節気の着物コーディネートシリーズをやってきて、巡る季節を見つめてきた結果、何というか、
どの季節も節目も、美しくて愛おしい瞬間だ
と感じるようになったのです。
嫌いな冬も、嫌いなままで、寒くて陽が短くてイヤなままで、愛おしい一年の一部となりました。
季節の解像度が上がり、きらめきが見えた一年でした。
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