千すけ 着物文庫

アンティーク&リサイクル着物『千すけ 着物ブティック』店主です。おひつじ座のB型。着物のことや好きなことを書いています。

小雪/夢の夜鳴きそば 【二十四節気の着物コーディネート】

 

こんにちは、千すけです。

 

本日は二十四節気の「小雪」です。

 

まだ本格的な冬ではないけれど、早いところでは雪が舞うことも。

木枯らしが吹いて、マフラーやストーブ、こたつ…冬の相棒たちも登場します。

 

 

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小雪のコーディネートは、無地のように見えますが実は小さな小さな模様がある江戸小紋を、舞い始めた雪に見立てました。

帯もなんとなく雪っぽく❄️😌

 

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↑模様見えるかな


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子どもの頃、石焼き芋屋さんというものは巷にありふれたもので、あの

「いーしやーきいもー」

をしょっちゅう耳にしていた気がするけれど、

今ではめったに遭遇しなくなりました。

 

それはひと冬に一度ぐらい、

まったく予期していないところに、存在すら忘れていたところに、あの

「いーしやーきいもー」

が突如としてやってくるのである。

 

スピーカーから割れ気味なそれは、

わけのわからん郷愁をかきたてる。

石焼きの芋はむろん格別に美味しいのだけれど、

長くて寒い夜、真っ赤な釜に黄金色の芋を抱いているあの焼き芋カーと焼き芋のおじさん、というものが、昭和からワープしてきた宝物みたいに見えてしまう。

 

焼き芋屋さんはそうしてまだかろうじて現れてくれるけれど、ほんとうに幻になってしまったのが屋台のラーメンなんだよな…

 

チャルメラを吹いて夜遅くに開いてるような。

私はこの人生で未だかつて屋台でラーメンを食べたということがない。

そもそも子どもの頃からして、あまり見た事がない存在だった。

この時代もどこかで出会えるだろうか。

もし、夜のしじまの中でラーメンの屋台が湯気を踊らせていたら…あーぜったい楽しい。

夜更けのラーメンってどうしてあんなに美味しいんでしょうね。

 

 

 

二十四節気、次回は12月7日『大雪』です。

 

 

 

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