お晩です、千すけです。
本屋さんをウロウロしていたら、思わず手にとらずにはいられない本と出会いました。
『夜更けのおつまみ』
私は「夜更け」という言葉の響き、なんだか大好きなのです。
世界はどんどん夜の闇が深まっている、
雑音が無くなる、
まだまだ自分の時間。
(なので私は「夜更かし」が好き。)
「昼下がり」も同様。
これから楽しい時間がまだまだ続く感じ。
夏の夕方なんかはまさにそう。
朝の新しさ、眩しさも好きで、結局どの時間もいいのだけれど。
さて、この『夜更けのおつまみ』、
「おつまみ」のエッセイを集めた本。
キリンビールとのコラボなんですね。
私はお酒は強くなく、日本酒もビールもワインもほとんど飲めません。
果実酒なら少し飲めるくらいです。
でも、いわゆる「酒のつまみ」の類は大好きで、子供の頃からその手のものは好んで食べており、「この子は酒飲みになるよ」と言われたものですが
結局酒飲みにはなれず、ただの食いしん坊が出来上がりました。
とくに一日の終わりに、誰かと飲んだり食べたりするのはとてもいい時間だと思う。
そんな下戸な食いしん坊にとっても、読むだけで楽しい気分になる本でした。
俺の生ハム。
おばあちゃんの洋風揚げ餃子。
チャーハンとレモンサワー…
目次を見るだけでも、胸が踊り胃が動く。
その「おつまみ」の向こうにある情景を知りたくなる。読みたくなる。「キラキラした黄金の液体」と、素敵な夜更けが、自分の世界になる。
31のエッセイ集なので、パラパラとどこからでも気楽に読めるところも、なんだかこの本の空気感と合っている。
エッセイの中で、坂木司さんのページに
しばし、なとりのサイトから抜け出せそうにありません
という一文があり、気になってなとりのサイトを見てみたら
そこは沼だった(゚∀゚)
↑飲み物から合うおつまみを検索できるシステムまで!笑
イカも可愛い(^^)
家で飲むことが増えている方も多いこの時期、
一度は見ていただきたい。
(一度は食べていただきたいシリーズは私もファンです!)
おまけ。
タイトルがおいしそうな本
松浦弥太郎さんが好きで、他にも手元に何冊もあるのですが、
「おにぎり」と「サンドイッチ」で私の中で対になっている二冊。
内容は食べ物のことがメインというわけではありませんが
このタイトルがとても好き。
こちらは食・食・食!
もうほんとうに面白い。
角田光代さんがそれぞれの食材について思うことに激しく共感したり爆笑したり。
なんというか、食べ物に、食べ方に、真剣に向き合っている。
この方は食いしん坊だなあ、と思う。
食いしん坊は、生きることを愛している。
アンティーク&リサイクルキモノ
Web shop オープンしています
▼ ▼ ▼ ▼