こんにちは、千すけです。
最近ラジオ体操が日課になりました。
学生の時は恥ずかしいのでスカしてテキトーにやっておりましたが、YouTube見ながらちゃんとやると色々効きます…!
あなどれないラジオ体操。
さて、
約2年前の記事ですが、
「夏越の祓」について、
今あらためて思うことがありました。
↓
(上記記事より↓)
「夏越の祓」と言って、
一年の半分を無事に過ごせた事への感謝と、
これから暑くなる時期、病気をしないよう、厄落としをして、また残りの半年を元気に過ごそう、の意味を込めた風習だそうです。
その「夏越の祓」で、6月30日に食べるお菓子、水無月。
この記事を書いた2年前、
私の中で、
夏越の祓の「水無月」は
【年越しそばの、ハーフ地点バージョン】
という位置付けでした。
・大晦日に、年越し蕎麦を食べる ←楽しい(^^)
・年越し蕎麦の、ハーフ地点バージョンがある ←うれしい(^^)
こんな感じ。
のん気なものである。
一年の半分を、無事に過ごせた事に感謝し、
残り半分の無病息災を願ったお菓子。
私の中でのその「無事に」は、
なんとなく、
「事故や病気や、大変な問題もない(仮にそれらが起きたとしても命はあるわけだから、無事である。)」
というような、
大まかな、ざっくりとしたイメージのものでした。
しかし今年、いま、思うに、
昔の人たちは、「無事でない」ことの方がずっと身近で普通、常に隣り合わせだったのだな…私の想像を超えて。
そしてそれには、むろん様々なケースが含まれていたのだろうけれど、
当時の「無事に」とは、具体的に
【疫病にかからない】
ことも、意味合いとして大きかったように思われます。
そう、つまり、
夏越の祓は、「疫病」封じの役割が、大きかったのだ。
という事に、今更ながら気が付いたのでありました。
夏に挙行される意味として、衣服を毎日洗濯する習慣や自由に使える水が少なかった時代、半年に一度、雑菌が繁殖し易い夏を前に新しい物に替える事で、残りの半年を疫病を予防して健康に過ごすようにする意味があったのではと考えられている。また、旧暦6月晦日にはほとんどの地域で梅雨が明け、猛暑と旱(ひでり)が続く夏本番を迎えることになるが、この過酷な時期を乗り越えるための戒めでもあった。
祇園祭も、起源は疫病封じ。
医学が進歩する前、
疫病が、今よりずっと、わけのわからない恐怖(誰それの呪いだとか言われがちw)であった時代、
無病息災を願って、生まれた風習だったんだ。
…という事を、
以前も、情報としては同じようなものを読んでいるはずなのですが…
2年前の私は、あまりにも疫病とか感染症とかを考えなくて済む世界に生きていたから、
「そこ」が頭に入ってこなかったんだな…!!!
(そして「年越し蕎麦のハーフ地点バージョン」と認識した。)
それはとても幸せで恵まれていたという事でもあります。
今年の6月30日まで、ちょうどあと、ふたつき。
みんなで元気に、水無月を食べたい。
もはや、水無月じゃなくたっていいと思うのです。
(邪気払いの意味が込められたお菓子ではありますが、そこはあえてこだわらず。
今年は特に、手に入りにくいかもしれないし…)
好きなお菓子でも、
お酒が好きな方は、ワインを開けるでも、
なにか、6月30日の「感謝とお祝い」を用意して(考えて)おく、
この5月6月、そんな過ごし方も良いのではないかと思います。
アンティーク&リサイクルキモノ
Web shop オープンしています
▼ ▼ ▼ ▼