なぜ、着物を好きになったの?
私の着物好きを見て、よく聞かれる質問です。
最初、これを聞かれた時は
「理由なんて考えたことなかった」
と思いました。
なぜ好き?
例えば、「好きな食べ物はなに?」と聞かれて、理由言えるか?
おいしいと感じるから、好き。であって、
あんまり理由がないと思うのです。私の場合はそう。
(でも逆に、嫌いな食べ物については明確に嫌いな理由が言えるのは何でだろ!笑
私は
・ココナッツ(匂いが大嫌い。食べ物とは認めない)
・みたらし団子(甘いかしょっぱいかどっちかにしろ)
てな感じ。
あと私じゃないけど、「イチゴは種がブツブツするから嫌い」って人がいて、ほんと好き嫌いは人それぞれだなーと思った!笑 私はイチゴ大好きだからその感覚が分からない!笑)
話を戻して。
だから、私の「着物が好き」も、
理由なんてないぜ!NO REASON!!*\(^o^)/*
なんですけど、
あえて掘り下げてみたら、こんな理由かなというところをまとめてみます。
①季節を感じられる着物が好き
これは、とても大きい理由かなー。
日本には四季があり、それも更に二十四節気、七十二候にまで細かく分かれている。
季節のうつろいをきめ細かく感じとり、
着物だけではなく、お茶や、料理や、部屋のしつらい等、暮らしに季節を映しながら、一年を送っていく。
私は日本のその感覚が大好きで、楽しくて仕方ないのです。
季節のはっきりした着物って、一年のうちの「その時」しか着られない、ものすごく素敵な贅沢だと思います。
お雛様の帯とか。
桜尽くしのコーディネートとか。
秋になったら竜田川の着物でもみじを纏って、
冬はお正月らしい吉祥文様でお祝い。
ああぁたのしーー!!♡
でもこれ、その季節(ものによってはもっとピンポイントで一年のうちの数日間)しか、着られないですからね!
一年のほとんどは、箪笥の中で待機ですからね!!
いわゆる「着回し」の観点から言ったら、めっちゃコスパ悪いでしょう。笑
でもでも、それが良いのである。
それが美学なのです。
そこが、好きで好きで仕方ないのであります。
長くなりそうなので【その2】【その3】へ続く。
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