千すけ 着物文庫

アンティーク&リサイクル着物『千すけ 着物ブティック』店主です。おひつじ座のB型。着物のことや好きなことを書いています。

へちま帯枕 解体ショー! &洗ってみたよ よい子はマネしないでね【へちま その④】

 

こんにちは、千すけです。

 

去年買った、へちま帯枕。

sensukekimono.hatenablog.com

 

 

軽くて気に入っているのですが、

せっかくのへちまなので、もう少し、柔らかくして、

背中へのフィット感が欲しい。

 

 

無印のへちまスリッパを水洗いしたら、へちまがふわふわになったので…

↓ 

sensukekimono.hatenablog.com

 

 

へちまの帯枕も水に通してみたくなったのでした。

 

 

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枕をくるんでいたガーゼから出すと、

こんな感じでしっかり包まれています。

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接着剤で止めているような感じ。

 

このまま洗ってもいいのだろうけど…

 

中のへちまの変化のようすが見たいな。

 

 

そもそも、この中袋は要るのかしら?

ガーゼの外袋もあるし、無くても良いような。

 

 

端のところを解いて開けようとするも、

接着剤も使われているのか、硬くて難儀しそうなので、

 

横から開腹!

メス!!

 

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んん?!

中にまだ、布が…

 

 

てっきり、一本の太いへちまが出てくるものだと思っていたけど!!

これは…

 

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へちまの寄せ集め!!

を、棒状にしていたのか!!

 

 

だから中袋が必要だったのね。

(もう遅い。開腹してしまった)

 ごめんなさい。。。

 

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はがすときに、袋にくっついてきて破壊…

おお…

 

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また戻してと

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いざ、冠水!

 

 

 

水につけたら、ふむ、やっぱり、へちまが膨らんでもりもりしてきたぞ。

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 はみ出てきた。

 

 

干す。

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晴れて暑い日でしたが、へちまの密度が高いようで、

意外になかなかカラッと乾かない。

 

 

 

 

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乾いた後も、膨らんだへちまは縮まず。笑

 

 

切ってしまった中袋に、

何事も無かったかのようにもう一度入れてみるも、

へちまが膨らんでいるのもあってうまく入らない。

 

へちまがガーゼに引っかかりそうだけど、

気を付けながら、このままガーゼの袋に入れてみる。

 

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 うん、入ったぞ!

これはこれで、通気性アップか??

 

 

へちまスリッパもそうでしたが、

一度水につけると、へちまが柔らかくなるので、

帯枕として背中に着けて締めたときに、

体に沿って、フィットしてくれるようになりました。

 

フニャフニャになっているわけではないので、

わずかな違いではありますが

(もちろん帯枕として頼もしい固さはそのままです)

 着心地というか、帯が背中にぴったり沿っている安心感が向上しました(^^)

 

へちま帯枕をまだ洗ったことがない方には、ぜひおすすめしますー!

(袋があれば、そのまま洗ってくださいませ…(^^; )

 

 

 

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着物バッグに、ミニ財布。インベーダー狙いでsmartを買ってみた

 

こんにちは、千すけです。

 

smartのふろくが、

インベーダーのサコッシュとミニ財布だったので、

思わず買ってしまった…!(゚∀゚)

 

tkj.jp

 

 

 

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インベーダー、私はリアルタイムでは知らず、ゲームをやった事はないのですが、

このいかにもドット絵な感じが可愛くて、なんだか懐かしくてすごい好き。

 あのテーブルみたいなゲーム機にも憧れが(^^)

 

 

しかし、買ったところで、サコッシュ、使う…?

いつ使うんだ?

って感じなのですが。(^^;

 

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イメージしていたより大きかったサコッシュ。でもやっぱりインベーダー可愛い。

 

 

まあ、ミニ財布のほうは、まだ使いそうだな。

というのも、

 

私は着物の時のバッグが、見た目を重視した結果、小さいものが多いので…

 

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 この記事より。↑

sensukekimono.hatenablog.com

 

 

 

 

いつもの長財布だと、財布だけでかなりのスペースを占めてしまうのですね。

 

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この手のバッグを使いたい日だけ、このインベーダーミニ財布を使うのもアリかなと。

 

 

 

ところで、メンズ雑誌を初めて買ってみたのですが!

色々面白い(o^^o)

 

キャンプグッズとか、インドアな私が見ても楽しい。

むしろ室内でも使いたいような、オシャレなものがたくさん!

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これいいな

 

 

あと男子の雑誌も占いあるのね!笑

乙女かな(о´∀`о)

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私は絶好調らしい(^^)v

 

 

そういえば、

この時のとらトートも、使うだろうか…?と疑問があったけど、

sensukekimono.hatenablog.com

 

月イチくらいでけっこう活躍しています。

サコッシュも案外使ったりして( ´ ▽ ` )

 

 

 

 

 

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『谷崎潤一郎文学の着物を見る』アンティーク着物の世界がよみがえるタイムマシン

 

こんばんは、千すけです。

 

 

前回の記事(『陰翳礼讃』谷崎潤一郎)からの繋がりで、今回は

 

谷崎潤一郎文学の着物を見る』についてです。

 

 

 

細雪』を中心に、谷崎潤一郎の作品に登場する女性たちの着物をイメージした、

アンティーク着物のコーディネート写真がたくさん(*゚∀゚*)

 

 

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↑この後、帯を変えるも、結局キュウキュウ音がするのに気づいて大笑いの姉妹。

このシーンすごく好き。

 

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これは『細雪』で雪子が蛍狩りに行く時の着物。

 

 

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虫籠…!蛍狩りにこの帯(*´ω`*) いいなぁ。

 

 

 

 

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着物+フリフリエプロン、可愛い。

 

 

 

私はこういった、「文章で描かれたものが映像化された」ものを見るのが好きだな。

 

本を読みながら、想像して、自分の中に世界を創るのも読書の醍醐味だけれど、

私のわずかな知識や経験から想像するものには限りがある。

 

こうして映画化されたり、ビジュアルブックになったりして、

自分の想像以上のものに出会えるのも、とても楽しい。

タイムマシンに乗って、知らない世界、未来や過去を垣間見るよう。

 

 

 

このへんも、ビジュアル化で感激したシリーズ。↓

 

sensukekimono.hatenablog.com

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この『谷崎潤一郎作品の着物を見る』の中には、読んだことのない作品がたくさん紹介されていて、

どうでもいいけど谷崎潤一郎はドMだなあということがわかりました。

 

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『陰翳礼讃』谷崎潤一郎 「その感じ 、知っている…!!」

 

こんばんは、千すけです。

 

今日は、私の好きな本にについて書きます。

これ、シリーズ化しようと思っています…続けば。(^^; 好きな本のうち、着物に通じる本を載せていく予定です。

 

 

 さて、

 『陰翳礼讃』谷崎潤一郎

 

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こちらは、谷崎潤一郎作『陰翳礼讃』に、

フォトグラファーの大川裕弘さんの写真を贅沢に入れたバージョン。

 

 

『陰翳礼讃』自体は、文庫本に短編の一つとして収まるぐらいの長さなので、

この厚みが、いかに写真がふんだんに使われているかを物語っています。

 

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文庫本二冊分くらいの厚み。 

 

陰翳礼讃を読んだことがある方も、写真集としてぜひ改めて見てほしい!

 

 

日本人は、なぜ「陰影」「暗がり」を好むのか。

そこに、日本の美学がある。

 

陰翳礼讃

陰翳礼讃

 

 

同じ谷崎潤一郎作の『細雪』でも、四姉妹がそれぞれの個性に合った着物を選んで着ている繊細な描写がたくさんあり、想像しながら読むだけでもうっとり楽しい。

そしてこの『陰翳礼讃』も、言葉の一つひとつが、美しいのはもちろん、妙にリアリティがあるというか、生々しいというか…

 「その感じ、知っている…!」と思う事が、たくさんありました。

 

 

私が特に好きなのはこのページ。

 

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漆器の椀のいいことは、まずその蓋を取って、口に持って行くまでの間、暗い奥深い底の方に、容器の色と殆ど違わない液体が音もなく澱んでいるのを眺めた瞬間の気持である。人は、その椀の中の闇に何があるかを見分けることは出来ないが、汁がゆるやかに動揺するのを手の上に感じ、椀の縁がほんのり汗を掻いているので、そこから湯気が立ち昇りつつあることを知り、その湯気が運ぶ匂に依って口にふくむ前にぼんやり味わいを予覚する。その瞬間の心持、スープを浅い白ちゃけた皿に入れて出す西洋流に比べて何と云う相違か。それは一種の神秘であり、禅味であるとも云えなくはない。

(株)パイ インターナショナル 『陰翳礼讃』谷崎潤一郎 大川裕弘  P.90 

 

 

この「汁がゆるやかに動揺する」感じ、初めて出会う表現だけれど、すごくよくわかる…!

まじまじと意識した事はなかったけれど、

たしかにその感触を、私も知っている。

 

 

そして話題は、椀から羊羹へ。

 

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うんうん、そうなのそうなの〜!

ほんとそれ!

(私はクリームなども大好きですけどね…^^笑)

 

 

読み進めていくにつれ、

考えたこともなく、無意識だったとしても、自分の中に「その感じ、知ってる…!!」と思うことがこんなにもあったのかと、驚く。

 

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↑ 妖怪とか書かれていますが、確かに私は、京都に行くとなんとなくそんなものを思い出すことがあります。

 

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京都の古い街並みや家屋の、細く狭く暗い部分が、

「昔、日本にいたもの」

「暗がりの中で共存していたもの」

「まだ会えるかもしれないもの」

そういうものたちの存在を、思い出させてくれる。

トトロとかまっくろくろすけも、たぶんそういう類。

 

 

そんな、「改めて意識した事はなかったけれど、そういえば、知っている」という感覚がある一方、

 逆に、「へえ、そんなもんなのか」と思うような、知らなさすぎて(昔の厠とか、ろうそくだけの夜とか)想像するしかないものも。

それでもやっぱり、「ああ、それいいな。見てみたいな」と思う。そして、想像すると、文章から、なんとなくその空気や温度、明度が伝わってくる気がする。

 

きっと、日本で生まれ育ったら(いや、そもそも遺伝子に刻まれていたりするのかも)、どこかで感じたことがある、知っている、懐かしい感じを、呼び覚ましてくれる本ではないかな、と思います。

 

 

そういえば、以前に京都旅行で鞍馬山(←源義経が天狗に会ったとされるあの山です)に行った時、カメラがおかしくなったんです。

なぜか明るく映りすぎる。

帰ってから、ビッ◯カメラに行って、いかにも生き字引風のベテランおじいちゃんに見てもらうも、「何が原因かわからない。おかしくない気もするけどなんか変だね」みたいな煮え切らない事を言われ

(このおじいちゃんはもしかして最近のカメラには弱いのでは…という疑念は残る。)

 

レンズを替えると直るので、多分レンズの破損とか不具合だと思うのですが、

私はひそかに、天狗のいたずらではないかと思っている…(^^;

自分でどこかにぶつけたりしたかもしれないのに天狗のせいにすんなよって感じですが。笑

天狗のしわざの方が、ロマンがあるよね( ´ ▽ ` )

 

 

 

 

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祝 令和!新しい時代が幕を開けた! 今日から使える、令しい元号(*^^*)

 

令和、始まりましたねー!! 

今日はずっと祝賀ムードでいっぱいでしたね(^^)

 

 

私は「令和」の由来や字面、響きがとても好きです。

 

他の候補も報道されていましたが、

令和が一番良かった、令和に決まって良かった!

 

他の候補と並んだ字面を見ると、

英弘(えいこう)

久化(きゅうか)

広至(こうし)

万和(ばんな)

万保(ばんぽう)

令和(れいわ)

 

↑あいうえお順でこの並びになっているとの事ですが、

 

英弘(えいこう)← ヒーロー感ある長男

久化(きゅうか)←頭脳派の次男

広至(こうし)←わんぱく三男 食いしん坊、デブ。カレー好き

万和(ばんな)←五男とキャラかぶり四男

万保(ばんぽう)←名付けとかどうでもよくなってきた感 五男

令和(れいわ)←末っ子のお嬢

 

のイメージがわきました。

遊んですんません。笑

 

 

初春の令月にして気淑く風和らぎ

梅は鏡前の粉を披き

蘭は珮後の香を薫らす

 

きれいな元号が決まり、「令和」を使える日が来るのが楽しみでした。

 

 

「令和」の考案者では?とされる方が、インタビューに対し、

誰が考案者かという事については答えず、

 

万葉集は、令(うるわ)しく平和に生きる日本人の原点です」

 

というような返しをしていて、素敵だなと思いました。

 

 

きょうから、令和元年。

 

 

着物もそうですが、日本の文化が継承され、令しい時代になりますように…

 

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あんみつも、百年たってもありますように…!!(^^)♡

 

 

令和もよろしくお願いいたします。

 

 

 

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平成最後の日

 

いよいよ、平成最後の日…!

 

今年はなんだか、お正月が2回あるみたいな感じで嬉しい(^^)

 

 

↓お正月が終わって、ちょっとしんみりしていた私に教えてあげたい。笑 

sensukekimono.hatenablog.com

 

 

 

 

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↑ お正月番組の中で『ゆく年くる年』が一番好きと書いてますが、今日はNHK で『ゆく時代くる時代』をやってるー!笑(^.^)

ちょっとしか観てないけど…

 

 

 

今日は大晦日のような気分で、軽く掃除などしてみました。

 

年越しと違うのは、

「時代」が変わる、というスケールが大きすぎて、

振り返ったり感慨にふけるには長すぎて、なんだか実感がわかない、でもちょっと寂しいような、懐かしいような、「令和」になるのも嬉しい、じわっと幸せな気分です(o^^o)

 

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ムーミンバレーパークジオラマ( ^ω^ )

 

 

 

皆様が令しい時代をお迎えされますように!(*^^*)

 

 

 

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